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1986年、故荻田修平医師は、リンパ管腫の管腔内に当時抗がん剤として使用されていたOK-432(商品名:ピシバニール)を局所注入してリンパ管腫の縮小・消退を得る治療法「OK-432局注療法」を開始しました。
その後、この治療法による成功例が増加すると共に共同研究も行われ、その高い有用性が確認されていき、日本ではリンパ管腫の標準治療として確立されました。
OK-432は凍結乾燥製剤ですので、生理食塩液に0.05-0.1 KE/mlの濃度になるように懸濁してから使用します。一般的に、投薬量はリンパ管腫から排除したリンパ液と同量で、最大投薬量は一回の注入あたり2 KEです。通常は、リンパ管腫患者一人当たり一連の治療で1 KE から5 KEのOK-432が使用されます。OK-432の包装は、一箱に5バイアル入っており、それぞれに1 KEが入っています。
OK-432局注療法
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