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【報告】「エシカルパソコン」を2台導入しました!

 事務局のパソコン(PC)を2台新たに購入することになりました。選んだのは「エシカルパソコン」と呼ばれるPCです。エシカルには環境保全や社会貢献といった意味が含まれており、販売元のピープルポート株式会社はPCを通じて、難民問題と環境問題の改善に取り組んでいます。

購入したPCのひとつ。機種は「Panasonic Let's note CF-SZ5」


 PCの製造過程において、資源から部品に加工するためには多くのCO2が排出されています。さらにPCには紛争鉱物と呼ばれるレアメタルが使われており、「産地であるアフリカや東南アジアの紛争悪化、そして児童労働につながっている」とピープルポートは警鐘を鳴らしています。他方、日本では1年間に約1000万台の新しいPCが販売され、推定300万台が廃棄されており、それらを上手く活用できないかと誕生したのが「ZERO PC」というブランドです。ピープルポートは会社や自宅から不要になった電子機器を回収し、それらを自社工場で整備・分解しています。その際の電力は、100%自然エネルギーで賄っているそうです。通常、新品のPCをつくるのに排出されるCO2の量は約300kg。「ZERO PC」では、環境負荷ゼロにこだわった様々な取り組みから20kg未満の排出で済んでいるそうです。

回収したPCが機種ごとに並べられている。

 さらにピープルポートでは「難民ゼロ」を目指す取り組みも行っています。日本には、様々な理由で自国を逃れなければならずやって来た人がいます。昨年の難民申請者数は2413人でした。彼らは政府からの難民認定の結果を待つ平均約3年間、在留資格を定期的に更新する必要があり、それが安定した職に就くことを難しくしています。その現状を改善したいとピープルポートでは従業員総数12人のうち、「難民(申請中も含む)」4人を社員として雇用しています(2022年9月時点)。給料や社会保障を区別することはなく、彼らが安心して働けるような環境づくりに努めています。今後は100人の雇用を目指していくほか、PCの輸出事業やソフトウェア事業などによって就労ビザ取得も可能にしていきたいとしています。

ワークチェック後、問題のあるPCは修理となる。

 そのような取り組みの姿勢は、「想うプロジェクト」として38の団体に輪を広げています。様々な要素が絡み合っている環境や難民といった課題に一緒になって取り組む仲間を集めました。参画してくれたパートナー団体に対しては、売上の一部を寄付することで活動を支援しています。その団体の一つが認定NPO法人Dialogue for People(以下、D4P)です。D4Pでは国内外の紛争や迫害、入管収容問題など広く難民に関する取材を続けており、ウェブやYouTube、SNSなどを通じて発信を行っています。代表理事を務める佐藤慧さんは「『ZERO PC』は、パソコンという身近なものの購入が、難民の方々の存在を『想う』ことにつながる“メディア”であり、そうした点からも賛同できる点が多く、このプロジェクトへの参加を決めました。便利な生活の代償として、環境や人権がないがしろにされることのない世界のために、『伝える』活動を続けて行きたいと思います」とコメントしています。

写真提供: 認定NPO法人Dialogue for People


 1台のパソコンの生涯には、様々な人が関わっています。そのひとつひとつの想いに目を向けてみてはどうでしょうか。私達の選択によって未来の地球はつくられるのです。

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